公開: 2019年10月17日
更新: 2019年10月20日
原子爆弾が完成した場合、それをどこに落とすかについて、米国軍では1943年5月から議論を始めていました。議事録によれば、最初の会議では、太平洋のトラック島の日本軍軍事基地への投下や、日本の首都、東京への投下が議論されています。1945年4月27日の会議では、いつ原子爆弾を投下するのが良いか、どのような地形の場所、どのような条件の場所に投下するのが良いのかについて議論しました。グローブス准将は、原子爆弾の効果を世界に知らしめるために、盆地の京都が最も適しているとの考えを示しました。グローブス准将は、最後まで、この京都に投下する案に拘ったと言われています。
NHK広島制作、原爆投下〜知られざる原爆投下作戦を追う、2017年1月14日放送(NHK BS1スペシャル)